2025年11月15日開催勉強会「女性のライフステージをサポートする漢方のチカラ」(オンライン)

2025年度 第3回勉強会/オンライン

女性のライフステージをサポートする漢方のチカラ

日時2025年11月15日 (土) 18:00-20:00/17:50開場
オンライン配信配信URLは、参加申込が完了した時点でご連絡します。
参加費当会会員:600円
一般当日:1,200円
一般アーカイブ視聴:1,500円
学生当日:600円(大学学部生まで、学年入力欄あり)
  • 一般アーカイブ(後日)視聴をご希望の方には、講演終了後1週間を目安に視聴URLをお送りいたします。(視聴期間2週間程度)
  • 一般当日でお申込みの方が欠席だった場合の後日配信はございませんのでご了承ください。
    学生でアーカイブ視聴をご希望の場合は、一般アーカイブ視聴でお申込みください。

当会では随時会員を募集しております。ご入会いただきますと、今後の勉強会は会員価格でご参加いただけます。入会ご希望の場合は、「入会のご案内」をご覧ください。なお入会手続きには1~2週間程頂戴しております。何卒ご容赦ください。

講演概要

女性は結婚・出産・子育てをするかしないかに関わらず、いのちを縦にも横にも繋ぐ力をもっており、家族、職場、社会の要といえます。月経、分娩を考えるとわかるように、女性は「待つ」ということを元来、生活のなかで自然に行ってきました。しかし、こうした女性ホルモンのリズムを内在する女性にとって、情報ばかりあふれ、不寛容で効率ばかり重視される現代は、生きにくい時代です。たくさんの役割をこなし不調に悩みながらも、我慢してがんばり続ける女性たちを、「ありのまま」うけとめることでこれまでを肯定して、これからを少しでも楽に暮らしていく手助けができるのが「漢方の力」だと思っています。

「心身一如」の漢方の考え方は、心身のバランスの崩れを整えて自己治癒力を高めるものですが、漢方処方の薬効とともに、漢方医学が包含している聴く・話す言葉の力も重要です。外来受診に至った不調の訴え以外にも、個人と家族の歴史、環境について時系列に沿って聴くことで、本質的な問題がみえてきます。女性をエンパワメントするためには、今見えている部分だけを治療するのではなく、その女性をまるごととらえ、その将来を見据えた診療が肝要です。また社会のあり方が変わっていく中で、運動、食事、睡眠など生活習慣についてのアドバイスも大切で、漢方の養生の知恵が役に立ちます。

陰陽、気血水など漢方の理論、五感を用いる漢方の診断法など簡単に説明し、患者様の例を紹介しながら、あらゆる年代の女性たちのありのままをうけとめ、サポートする漢方の力についてお話しします。

講師紹介

塩田敦子(しおた あつこ)

1987年東京医科歯科大学(現東京科学大学)医学部卒業
医学博士 産婦人科専門医 公認心理師
日本東洋医学会漢方専門医・指導医
日本女性心身医学会専門医 日本女性医学学会認定女性ヘルスケア専門医
日本家族計画協会思春期保健相談士 日本臨床細胞学会細胞診専門医 日本医師会認定産業医
母校にて2年の産婦人科研修後、結婚にともない香川医科大学(現香川大学医学部)産婦人科へ
助手から講師、准教授を経て2012年香川県立保健医療大学保健医療学部看護学科 教授
2021年より香川大学医学部医学科健康科学 教授
2006年から香川大学医学部附属病院女性外来診療部医師併任

参加方法

Peatixからお申込みください。

※お申込の際の個人情報は、申込後の事務連絡、統計資料等の作成に使用いたします。利用目的以外での使用は、一切いたしません。

※Zoomによるオンライン開催となります。
※ご購入後のキャンセルにつきましては承れませんので、予めご了承ください。