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1月21日開催:2022年度 第4回勉強会「これからの社会を元気で働き、生きるための女性のヘルスケア」(オンライン)

2022年度 第4回勉強会/オンライン

これからの社会を元気で働き、生きるための女性のヘルスケア

このイベントは終了しました

日時2023年1月21日 (土) 18:00 – 20:00
オンライン配信配信URLは、参加申込が完了した時点でご連絡します。
参加費会員:500円
一般:1,000円
学生:500円(大学学部生まで)

当会では随時会員を募集しております。ご入会いただきますと、今後の勉強会は会員価格でご参加いただけます。入会ご希望の場合は、「入会のご案内」をご覧ください。なお入会手続きには1~2週間程頂戴しております。何卒ご容赦ください。

講演概要

日本は少子高齢化が進んでおり、女性の平均年齢は87.7歳、百寿者は76,458人、生涯未婚率は14.1%、第一子出産年齢は32.8歳、合計特殊出生率は1.37、人工授精による出生児は14人に1人となっています。労働に関しては、雇用者数は2,992万人で、労働力率は70.9%まで上昇し、10代から60代まですべての年齢で労働力率が増加し、妊娠出産期に下がるいわゆるM字カーブはほぼ消失しています。働く女性の健康は次世代の維持、子どもたちの健康、労働や家庭の維持、老年期の健康確保のためにも重要で、持続可能な社会のために鍵となります。

経済産業省は、2017年に「働く女性の健康推進」に関する実態調査を行い、女性のキャリアに影響する疾病・症状として、若年層では、月経関連疾患が7割、PMSが6割、中高年では更年期障害が5割、すべての年代でメンタルヘルスが3~4割であること、また、こうした症状や疾患で、様々なキャリアアップを諦めていることが明らかにしました。

労働者の健康施策を福祉やコストと考える時代から、経営上の投資と考える世界的な潮流に乗り、健康経営認証制度が2014年から開始され、2018年からその認証要件に女性の健康が含まれるようになりました。

雇用格差、妊娠出産・育児介護との両立、ハラスメントなど女性に多い問題は多く、女性の健康課題には、社会文化的、行動的、生物学的アプローチが重要です。

具体的には、性差に敏感なヘルスリテラシーを向上すること(女性、男性、管理職、経営者すべて)、職場の相談窓口の整備、医療機関との連携、職場環境の整備(労働時間、仕事と治療の両立、性差を考慮した健診・検診、雇用格差の是正、ハラスメントの防止)、ヘルステック・フェムテックの活用、生活習慣の改善、学びの継続などです。

そして、私が何よりも重要だと考えているのは、女性自身もアンコンシャスバイアスに気づき、自分が自分の人生の主人公であるという認識を持つこと、何とかなる・何とかするというレジリエンスや楽観性です。元気で生き、働くことは自分たちの権利であることをしっかり認識し、政治や経済、医療など女性も男性も元気で生き・働ける社会にしていきましょう。

講師紹介

荒木葉子
1982慶應義塾大学医学部卒業、内科学教室入局。血液内科専攻。
1992~93カリフォルニア大学サンフランシスコ校留学
Postdoctoral fellow
1994~2001報知新聞社 産業医
2002~2005NTT東日本首都圏健康管理センタ 東京健康管理センタ 所長
2006~荒木労働衛生コンサルタント事務所 所長
2008~2011東京医科歯科大学女性研究者支援室 特任教授

参加方法

Peatixからお申込みください。

※お申込の際の個人情報は、申込後の事務連絡、統計資料等の作成に使用いたします。利用目的以外での使用は、一切いたしません。

※Zoomによるオンライン開催となります。
※ご購入後のキャンセルにつきましては承れませんので、予めご了承ください。