2020年度 総会シンポジウム「NIPT(出生前検査)のその先 ー 何を選ぶのか ー」

開催日時・場所

日  時
2020年10月10日(土)
会  場
オンライン配信(配信URLは、参加申込が完了した時点でご連絡します。)
※オンライン参加が難しい会員の方は、朝日エル会議室(東京都中央区築地)にて視聴が可能です。
 その際は、開催日の10日前までに事務局へご連絡ください。参加費は当日会場でお支払いください。
参 加 費
シンポジウム:当会会員:1,000円/一般:2,000円/学生1,000円(大学学部生まで、要学生証)
申込方法
https://pwcsh-2020-sympo.peatix.com/ からお申込みください。

講演概要

妊婦の血液で胎児の障害の有無の可能性を調べる新型出生前検査(NIPT:無侵襲的出生前遺伝学的検査)は、2013年に日本に導入されて以来、2019年3月までに7万件以上実施されています。遺伝カウンセリング体制のある90あまりの施設が、日本産科婦人科学会の指針に基づいて“認定”を受けていますが、独自に検査を始める“認定外”の施設が2018年から増え始め、すでに50を超える“認定外”施設が参入していると言われています。産婦人科以外の診療科もあり、不十分な遺伝カウンセリング、妊娠・胎児疾患への理解不足から、結果告知で混乱する妊婦の問題が、社会問題化しています。

大切なことは、どこの施設でできるのか、ではなく、どこに行けば安心安全に、十分な情報をもとに妊婦さん自身が自分で決めることができるのか、ということではないでしょうか。妊婦さんたちは刻々と変化する自分の体と向き合いながら、小さな命への大きな決断を迫られます。決断をするためには、限られた時間の中で、あふれる情報の中から適切な情報を得て、考えていける環境が不可欠です。

NIPTの現状は、妊婦と、生まれてくる子どもに寄り添う情報提供・意思決定支援の重要性を社会が共有することの大切さと、それは商業主義を前にしても崩してはいけないものであることを再認識させてくれました。

今回の総会シンポジウムでは、妊婦と生まれてくる子どもに寄り添う情報提供・意思決定支援について、検査の向こう側にある一人ひとりの人生の一助となるよう議論を進めたいと思います。

プログラム

司会
武子 愛(当会副会長/社会福祉士)
16:00~16:05
会長挨拶
16:05~16:25
『妊婦血液による出生前検査の20年とこれから:ガイドラインが守ったこと、制限したこと』
齋藤 有紀子

北里大学医学部附属医学教育研究開発センター医学原論研究部門准教授。専門は生命倫理・法哲学。著書・論文に「母体保護法とわたしたち」「女性・胎児・障害者の対立を越えて:出生前検査をめぐる"関係"を読み解く」「人工妊娠中絶と法」など。
16:25~16:45
『ピアサポートからみえる、出生前検査(診断)』
水戸川 真由美

NPO法人親子の未来を支える会 理事 、一般社団法人ドゥーラ協会認定産後ドゥーラ、(公財)日本ダウン症協会理事。脳性麻痺・知的障害の長女とダウン症のある長男を含む3人の子の母、NIPTをはじめ様々な出生前検査(診断)に向き合う妊婦やその家族のピアサポートを行う。
16:45~17:05
『障害と妊娠と出生前診断 --障害女性の私が、もし妊娠したら--』
まゆみ

脳性まひの障害当事者。2019年4月AbemaPrime「女性障害者の性」特集に出演し、女性障害者の性について当事者の立場から積極的に発信している。岡藤真依著の漫画『少女のスカートはよく揺れる』(太田出版)のモデルの一人。障害者専用風俗店にて勤務経験あり。
17:05~17:15
休憩
17:15~18:00
質疑応答

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