性と健康を考える女性専門家の会HP

2005年度活動報告(2005年4月~2006年3月)

Ⅰ.2005年度役員および事務局

会 長:堀口雅子(主婦会館クリニック)

副会長:早乙女智子(ふれあい横浜ホスピタル)、成田伸(自治医科大学)、松本佳代子(共立薬科大学)

監査:前原澄子(三重県立看護大学)、上坊敏子(北里大学)

運営委員:安達由希子(愛育病院)、荒木葉子(NTT東日本首都圏健康管理センタ東京健康管理センタ)、

井端美奈子(大阪府立大学)今村恭子(ファイザー製薬)、大川玲子(国立千葉病院)、岡山慶子(㈱朝日エル)、小田洋美(吉祥女子中・高等学校)、木戸道子(日赤医療センター)、工藤美子(兵庫県立大学)、小西明美(小張総合病院)、斉藤益子(東邦大学医療短期大学)、桜井昌子(大鵬薬品工業㈱)、篠崎百合子(しのざきクリニック)、志村真理子(NTT東日本関東病院)、白井千香(兵庫区役所)、末原紀美代(大阪府立大学)、鈴木幸子(埼玉県立大学)、田中依子(薬学)、対馬ルリ子(ウィミンズ・ウェルネス銀座クリニック)、中村和代(㈱朝日エル)、西垣玲奈(国立がんセンター)、野々山未希子(筑波大学)、堀本江美(苗穂レディスクリニック)、宮本法子(東京薬科大学)、

各プロジェクトのメンバー(◎はリーダー)

STD予防:◎白井千香、堀口雅子、早乙女智子、野々山未希子、劔陽子(産業医科大学医学部)、

石川陽子(東京大学大学院)、桜井昌子、野田洋子(順天堂大学医学部)

クスリ:◎田中依子、松本佳代子、宮本法子、桜井昌子、西垣玲奈

十代の健康:◎対馬ルリ子、小田洋美、堀口雅子、榎本富士子、板津寿美江、杉山夏生、鈴木幸子

禁煙:◎小西明美、岡山慶子、志村真理子、末原紀美代、対馬ルリ子、中村和代、成田伸、

野々山未希子、堀口雅子、松本佳代子、宮本法子

女性口腔医学:◎志村真理子、岡山慶子、早乙女智子、杉山夏生、対馬ルリ子、

障害支援:◎堀口雅子、岡山慶子、加藤季子、戸倉幸子(㈱朝日エル)

避妊・中絶:◎早乙女智子、成田伸、野々山未希子、松本佳代子

地方部会世話人:

堀本江美(苗穂レディスクリニック) 北海道

村口喜代(村口きよ女性クリニック) 東北

種部恭子(済生会富山病院)     中部北陸

末原紀美代(大阪府立大学)      近畿

金重恵美子(岡山中央病院)      中国・四国

加藤竺子(シティケアハウス)    九州

アドバイザー:

岩室紳也(地域医療振興協会ヘルスプロモーション研究センター長) 

堀口貞夫(中林病院産婦人科医師)

我妻堯(国際厚生事業団参与)

事務局:岡山慶子、中村和代、戸倉幸子、日浦朋子(朝日エル)

Ⅱ.活動報告  会員数:個人会員561名 法人会員11社 

1. 広報

  ニュースレター(年間4回:2005/6/30:29号、2005/9/20:30号、2005/12/15:31号、

          2006/3/15:32号)中村、戸倉

2. ホームページ  http://square.umin.ac.jp/pwcsh/  桜井

3. プロジェクト

○STD予防プロジェクト

 性感染症学会および性の健康医学財団との連携、評議員として協力した。また、厚生労働省科学研究費補助金事業「性感染症の効果的な蔓延防止に関する研究」への研究協力と性感染症学会学術大会でのシンポジウムおよび一般演題をメンバーから発表、座長等学会運営にも協力した。メンバーの自主活動としては性感染症予防に関する執筆活動や論文作成にも取り組んだ。

○クスリプロジェクト

  下記の平成17年度事業計画は、各メンバーの都合により実施することができなかった。

事業計画

(1)あなたの家のくすり箱診断(2004年FIP発表)のアンケート結果を学術雑誌へ投稿。

(2)介護者への支援を目的とした”介護者支援とくすり”についての文献調査の結果の問題点を明らかとし、それら情報をもとにニュースレター・ホームページなどに提供して行く。

○十代の健康プロジェクト  STDビデオの作成について、プロジェクトミーティングを2回行った。  以前作成した杉山会員のビデオ素案をもとに、最新の映像技術を導入した改定案を作成する

こと、またその場合の予算案について、杉山会員から提案を受けプロジェクトメンバーに

確認した。

DVDを作成するとお金がかかるが、そのほうが用途が広がることが提案された。

○禁煙プロジェクト

(1)5月に総会シンポジウム「若者の自分力を高めるー大人のための十代サポート塾」を開催し、性教育と防煙も含めた薬物依存教育を合同で行うことで、若者が自分で正しい知識と情報を選択し自分を大切に生きるスキルを得るための、大人が出来るサポートを模索した。そのためこのたび、SAPPS(Smoking, Addiction, Pill&Pregnancy, STD)という標語をつくった。

(2)タバコ関連の講演会でフレスカカードの広報を行った。

 ○女性口腔医学プロジェクト

   プロジェクト主催によるセミナー、講演会は各メンバーが多忙であったため、開催することが

できなかったが、各自新聞や雑誌等を通じ訴え、またメンバーの志村、岡山の他 堀口会長が世話人を務めるドライマウスネットワークに早乙女、対馬両会員が参加協力し、女性ホルモンと口腔のかかわりを周知していった。

○障害支援プロジェクト

  12月3日~9日の障害者週間リンクアップ事業・「ペパーミント・ウエーブ・キャンペーン」に協力し、銀座・ソニービルでの講演や、会員の所属施設での「メッセージボード」「ポスター」の設置を実施した。2005年に入ってからは、「あぶあぶあ&LOVE」の告知活動を、共催者とともに実施した。

 

○避妊・中絶プロジェクト

  3月に行ったくすり勉強会との合同シンポジウムを受けて、「経口中絶薬mifepristoneの個人輸入」臨床評価32(1)223-231,2005の論文を発表した。中心になった松本さんの留学もあり、かなり急いで提出したが、時宜を得ており、振り返ってみると貴重な資料となった。

アメリカ留学中の松本さんによれば、この中絶薬についてはアメリカでは賛否両論が白熱しているとのこと。日本では、まだ議論にもならないが、当会で声を上げていきたい。

ピル使用者のQOL調査票のパイロットスタディは進みが遅く、大規模な調査につなげられなかった。

また、メンバーがそれぞれ多忙で、セミナー開催等もなく、活動休止状態だった。

2005年12月に低用量ピルの処方ガイドラインが改正になったが、相変らず女性メンバーを入れる気はないらしく、男性委員9名で改定されている。内容的には1997年ごろから当会でこれまで主張してきたWHOの使用基準ガイドラインにようやく準拠しただけで、新しいことは何もなかった。これにより、初回処方時に必要とされる検査が、問診・血圧測定・体重測定と海外並みに少なくなった。

 

4. 地方部会

○北海道支部

(1)活動メンバー

・リーダー:堀本江美(苗穂レディスクリニック院長)

・メンバー:吉田道子(立命館慶祥中学・高等学校教諭)

小林朋子(札幌市中島児童会館館長)

(2)支部委員会

    平成17年8月20日(土)

   

(3)講演会等

   ①日 時  平成17年9月3日(土)、4日(日)

  ②内 容  【3日】25歳からの健康プラン「美骨と健康」

・講演「女性ホルモンについて」

講師:藤井美穂さん(天使病院)

・講演「美しい体と骨」

  講師:射場浩介さん(札幌医科大学教授)

・講演「栄養とサプリメント」

            講師:東川尅美(藤女子大学教授)

【4日】これからの教育プラン「自分力」を高める 

・講演「誕生学」

            講師:大葉ナナ子さん(バースセンス研究所)

          ・講演「今、どんなことが子どもに起きているか

              ~臨床産婦人科医からの提言~」

            講師:堀口雅子さん(性と健康を考える女性専門家の会会長)

   ③参加人数 延べ50名

○近畿支部

活動メンバー:末原紀美代(支部長)、井端美奈子(事務局長)、白井千香、工藤美子、

斉藤早苗(関西福祉大学)、佐々木くみこ(大阪府立大学)、工藤里香(大阪府立大学)

 2005年度は、「男の子へのセクシュアリティ教育~こころとからだの健やかな成長のために~」というテーマで、2005年11月12日(土)の午後にメディカホールにおいて、講演会&シンポジウムを開催しました。参加者は会員15名、非会員一般25名、非会員医療職63名、学生20名 

計123名でした。

講演会の講師には、臨床心理士と泌尿器科医師を招き、「男の子の育て方 ~非行に走らないために~」というテーマで男の子の心理面の話を聴き、「男の子の身体 ~気になる症状とケア~」というテーマで男の子の身体面の話を聴きました。

シンポジウムでは、保育士、小学校教諭、中学校養護教諭、開業助産師の4名から「男の子のこころとからだを育むセクシュアリティ教育」というテーマで日々の教育実践についての報告や問題提起がおこなわれました。詳細はニュースレターVol.31をご覧ください。

産婦人科の医療現場では、望まない妊娠や性感染症罹患など、女の子の問題として関わることが多いのですが、性の問題を考えるときに、男の子抜きには考えられません。男性のセクシュアリティは、女性のそれよりも何倍も語られにくい状況にあり、教育・医療の現場においても男子への関わりの困難さを実感しています。今回の企画には、多数の参加希望者があり、会場の都合から事前に申し込みを中止したり、当日に椅子を追加するほどの反響がありました。

5.他団体との協力

 厚生労働省、日本医師会、日本女医会、日本看護協会、日本助産師会、日本薬剤師会、

 日本禁煙推進医師歯科医師連盟、性差医療情報ネットワーク、女性医療ネットワーク、

性の健康医学財団、“人間と性”教育研究協議会、乳房健康研究会、ペパーミント・ウェーブ実行委員会、チャイルド&ファミリー・フレンドリー・コンソーシアムなど他団体との協力。

謝辞

 会員および賛助会員ほか関係各団体の多大な尽力に支えられ、本会の8年目の活動が

できましたことを感謝いたします。